サーフィン初心者のテイクオフに必要なスキルとは?
サーフィンを始めてみたものの、テイクオフがなかなかできない、または安定しない。
そんな方は、頑張っているのになかなかサーフィンが楽しめていないと思います。
そこで、
このページでは、まずサーフィン初心者の方は何をすれば上達できるのか?
という必要なスキルについて書きたいと思います。
目次
初心者のテイクオフが安定するためには何が必要?
まず
テイクオフが安定化するためには何が必要か考えてみましょう。
サーフィンというスポーツをやる以上、海でのスポーツなので陸上のスポーツと違い、いままでの常識ではわからないことがいっぱい出てきます。
例えば、
スケボーをやりたいと思ったら、駐車場でも庭でもなんでも乗ってみれば”スケボー”は出来ますよね?
そこから上達していけば良いんですから。
まずは立てなくても滑れなくても、とにかくボードに乗って立って走ってみれば良いだけです。
それでスケボーになるんですが、サーフィンの場合はそうはいきません。
サーフィンとは何をイメージするか?
まずサーフィンをしようと思った時に
”何を見てサーフィンをしようと思ったか”
が重要です。
そのレベルによって練習項目や練習量も変わってきます。
1、海の上に浮いているのが気持ちよさそうだった
2、パドリングして海の上を自由に移動できるのが楽しそう
3、波を追いかけて水しぶきを受けるのが気持ちよさそう
4、波にもまれてぐちゃぐちゃになるのが面白そう
5、波の上に立って滑るって面白そう
6、波の上を走って気持ちよさそう
7、波の上で自分の意志で走って、いろんな技をかけてみたい
どうでしょうか?
もともとサーフィンを始めた時に思ったことが、下の方へ行けば行くほど、サーフィンを始めてから時間がかかることになります。
逆に言えば、上の方である以上、あまりテイクオフにこだわらなくても良いという事になりますね。
しかし、この記事を見ている時点で、あなたは下の方だと思いますので、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
テイクオフを安定化させたい初心者が知っておきたい基礎知識
これからテイクオフを安定化させるために知っておいてほしい基礎的なことを教えていきます。
私は20年以上にわたり1000人以上の方にアドバイスしてきました。
その経験をもとに話を進めていきます。
そして、
先ほどの始めた時のイメージで7番に近い人ほど私の考え方が当てはまると思いますので意識してみてくださいね。
サーフィン初心者の道具について
サーフィンの初心者は、
”初心者向けのボード”
に乗った方が良いとされていますね。
私からすると、初心者向けのボードとは、上級者が乗っているものと何ら変わりはないと思います。
まず
・浮力があった方がいい
・大きい方が良い
・長い方が良い
・幅がある方が良い
だいたいこんな感じで選んでいると思いますし、選ばされていると思います。
実際にボードの選び方を見てください。
私は何百人と居るサーフクラブを運営していて、実際に大きい板に乗っている方は上達が止まります
とりあえず乗ることは出来ても
”上達できない”
のが現状です。
初心者は、それなりに浮力に振り回されないようなシビアなボード選びが必要です。
ウエットスーツもしっかり選ぶ
ウエットスーツに関しても
適当なものを選ぶよりは、しっかりしたものを選びましょう。
動きやすい、暖かいとか快適にサーフィンできる環境に自分からすることを怠ると上達は鈍くなります。
初心者ほどテイクオフの基礎が大事
これも重要なことです。
とにかく基礎が大事です。
そもそもテイクオフ自体がサーフィンの基礎であります。
そのテイクオフの基礎というと、
基礎中の基礎となりますね。
もう建物で言えば
基礎を作るコンクリートを作る際の、コンクリートの材料の配分とか、セメントの成分の選定くらいな感じです。
そこを間違えたら、いくら頑張っても上達しません。
上の道具選びでもそうですが
短期間で上達している方の動きを見ても、上達が早い方はそうそう基礎は外さないです。
まずは
・パドリング
・波のキャッチ
・テイクオフ
・ライディング基礎
までしっかり頭に入れておくと良いです。
全てはここから始まるのですから。
サーフィンの練習をとにかく反復すること
そして
その基礎的な練習を
”とにかく反復練習”
することです。
まず、私が数々の方を上達させてきて分かることは
”魔法の言葉はありません”
という事です。
要するにどんなに最短で上達するテクニックを教えても
練習しない人には効きません!
そうです
練習しなければ何も得られません。
特に海の上では、イメージ通りに動けないことが多いからです。
陸上のスポーツでしたら、ある程度の方は出来るまで勝手に反復練習をして覚えてしまうというのもあるかと思います。
しかし
サーフィンにおいては、つらい思いをしてまでという気持ちも出てしまいますよね。
でも、その初期段階で少しでも頑張っておくと後で苦労しません。
特に先ほどの、最初にイメージしたレベルが高い方は。
とにかく基礎的なテクニックを反復練習することです。
少しやったからといって、次々に段階を上げてしまうほど後で苦労しますよ。
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例えば
・ちょっとやってみてパドリングが出来るようになってきたから乗ろうとしすぎる
・乗れないからといって浮力を上げてしまう
そんな方は、どんどん基礎的なことが頭から離れてしまい、テイクオフの安定化は遠のいてしまいますし、あとでライディングなどの練習で苦労します。
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ただ単に上達するであろうテクニックを聞いたからといって
明日から急に出来るようになるとは限りません
練習が少なくなることはあっても
練習せずに出来るようにはならないと思います。
そのためには、基礎からコツコツと反復練習をする必要があります。
何のために練習するかを考える
まず
もう一度サーフィンを始めた時のイメージを思い出してみてください。
1、海の上に浮いているのが気持ちよさそうだった
2、パドリングして海の上を自由に移動できるのが楽しそう
3、波を追いかけて水しぶきを受けるのが気持ちよさそう
4、波にもまれてぐちゃぐちゃになるのが面白そう
5、波の上に立って滑るって面白そう
6、波の上を走って気持ちよさそう
7、波の上で自分の意志で走って、いろんな技をかけてみたい
このレベルが下なら下なほど
”何のために”
はイメージしやすいと思います。
この何のためには非常に重要です。
先ほど書いた反復練習という面で見ても
何のためにが分かっていると、海に入ること自体が練習になり、練習した結果上達するのが楽しくなります。
そうすると勝手に上達し続ける自分が出来るんですね。
何のために練習するかは下記の様な項目で考えてみてくださいね。
パドリング
海の上で乗唯一の移動手段です。
サーフィンを始めた初心者の方は
とにかく移動の手段であるパドリングが
- すぐ疲れる
- 進まない
- 背中が痛くなる
- 足がつる
色々と障害があると思います。
ですが
これからサーフィンを楽しむために、必須のテクニックであると覚えておきましょう。
危険な状態になった時にも必要なスキルです。
いっぱい波に乗るために
『もう少し頑張ろう!』
とくじけないようにしてくださいね。
パドリングストロークや、体勢の作り方などは私のレッスンで行っていますが、
とにかくこのパドリングでは”頑張る”という事をしないと先には進めません。
テイクオフ
テイクオフは波の上に立つ動作です。
先ほどのパドリングが出来るようになると、波を追いかけて乗れるようになってくると思います。
とにかく追いかけて、滑り出したら立てば良い。
そんな考え方もありますが、この考え方で納得できるのは、イメージの5くらいまでですかね。
そこから先には行くには、
- 正しい波のキャッチ
- 正しい立ち上がり方
この2点がしっかりできていないと、安定したライディングに繋がりませんので上達が遠のきます。
良い波をキャッチして、良いライディングを決めたいのであれば、テイクオフの動作はしっかり練習しておく必要があります。
ドルフィンスルー
直接サーフィンのライディングに関係は無いのですが、これが出来ないと話になりません。
このドルフィンスルーというのが厄介で、練習も必要なのですが、一番肝心なのは”ボードの浮力”なんです。
どんなにドルフィン力があっても、浮力が大きければ疲れます。
テイクオフばかりに気を取られると、
出来るだけ浮力がある方が良いと思いがちです。
しかし、浮力があれば板は沈みません。
ドルフィンが出来なければ、波が来るたびに押し戻されます。
せっかく浮力ぐああるとパドリングは楽かもしれませんが、せっかく漕いできた距離を、ドルフィンが出来ないだけで戻されてしまうんです。
そんな方は大勢いますが、
浮力を適正にすることで沖に出るのに苦労はしなくなります。
浮力の無い板をゲットして、まずは板を沈められるように練習です。
これは乗るたびに沖に出る必要があるため、最初に覚えてほしいテクニックです。
テイクオフがすぐ出来なくても焦らない
せっかくサーフィンを始めたのだから、周りの人たちみたいに早く乗りたい!
そんな気持ちもわかりますが、無理に乗ろうとしてもなかなか上達しないのがサーフィンです。
ですが、とにかく初期の段階では、
基本を理解し
とにかくコツコツ練習
というのが一番の上達のコツです。
結局は上級者を見てみるとわかると思いますが、
テイクオフの下手な上級者は居ない
野が分かると思います。
上級者の中でもテイクオフが上手いヘタはありますが
テイクオフがヘタという上級者はほぼいないんですね。
一般の方に比べると
テイクオフははるかに上手です。
そして
サーフィンをやっている以上テイクオフは確実に必要なスキルです。
ライディングするためには誰もがテイクオフをしないとサーフィンをすることが出来ません。
その辺をしっかり意識して
サーフィン初心者の方は
安定してテクオフ出来るように
焦らずしっかり練習しておくこと
をお勧めします。
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