ボード選びについて

投稿者: VSCサーフコーチ翔太朗 投稿日:

 

これからサーフィンを始める方

または、サーフィンを始めたけど

テイクオフでつまづいている方に重要なのはボード選びです。

 

ボード選びを間違えると

サーフィンが難しくなってしまいますよ。

 

ボード選びは

今後何を目指すかによって違います。

どのようなサーフィンがしたいか?

  • 競技サーフィンを目指したい
  • 最新のサーフィンがしたい
  • ゆっくりライディングを楽しみたい
  • のんびりサーフィンがしたい

こういった目的別で変わってきます。

 

波の大きさによってもボードが変わる

また、よく入るポイントによっても選び方が変わってきます。

 

波の大きい事が多いポイン

千葉外房エリアなどのような

波が比較的あることの多いポイントです。

 

太平洋上に面していて、

湾などのようになっていて波の無いことが多い

ポイントで入る場合を除きます。

 

競技サーフィンや最新のサーフィンを

ショートボードで楽しみたいという方が多いです。

 

この場合は比較的浮力の無い板でサーフィンした方が良いです。

 

ある程度波が大きい場合は

沖に出るためにドルフィンスルーという

板を水中に沈ませることで

波をやり過ごすテクニックを必須とします。

 

その場合浮力があると大変です。

 

またライディング出来るようになっても

浮力がありすぎるとパフォーマンス性が落ちるので

最新のショートボードで

浮力は適正のものを選びましょう。

 

適正浮力とは

体重×0.36~0.39

辺りの板です。

 

長さは、

身長から±2インチ程度

で選びましょう。

 

出来るだけ細長い方がやりやすいです。

 

ショートボードとはいえ

極端に身長から5インチなど短くしてしまうと

テイクオフ時に板の前後バランスが崩れやすいので

あまりお勧めできません。

 

波の比較的無いポイントの場合

比較的波の無いポイント限定の方は、

サーフィンを目指すスタイルで好きな板に乗って下さい。

 

沖に出るために板を沈ませる必要がなければ

浮力はあっても構いません。

 

ファンボードやロングボード

ツインフィンやシングルフィンなどのレトロボード

いろいろな板に乗って楽しみましょう。

 

特に波の小さなポイントで

波の小さい時にしか入らない場合は

浮力の大きなファンやロングがおすすめです。

 

ある程度波もあるときには入りたい方は

波が有るときと無い時で使い分けることも楽しいですね。

 

当然ですが、波の無いところでも

ショートボードで練習はできます。

 

むしろ私は最初にショートボードで練習することをお勧めしています。

 

どちらにしても最初はショートがおすすめ

私は25年以上サーフィンを教えてきています。

 

延べ2000人以上を指導してきて思うのは、

最初に浮力を持った板を使った方は

”波のキャッチで苦労する”

ということです。

 

『あれ?浮力がある方が乗りやすいんじゃ?』

と思う方も多いと思いますが。

 

単純に考えるとそうなのですが

 

実際に教えてきて傾向としてあるのが

 

【ボードの芯でパドリング出来ない!】

 

となってしまう方が多いんです。

 

これから波を捕まえて板の上に立ちたいのであれば

 

まず波に押し出される感覚を掴まないといけません。

 

波に押し出される感覚は

ボードの芯に乗って漕ぐ必要があります。

 

そのボードの芯で漕ぐということを

浮力のある板に乗ってしまった方は

 

腹ばいでボードのバランスを取ること

に疎いんです。

 

要するにパドリングのバランス感覚が鈍いんです。

 

そんな方は

確実に

波のキャッチ時に苦労します。

 

逆にショートボードで練習してきた方は

ロングやファンはすぐに乗れます。

 

私が教えてきた中の方も

ファンやロングで何年もかかって練習してきて

安定してテイクオフが出来なかったのに

1年ほどショートボードで練習した後

 

もともと乗っていたファンやロングに変えたら

いっぱい乗れるようになってびっくりした!

という方がほとんどです。

 

特に初心者の頃は

パドリングで進まないとか

バランスがとりづらいとか

大変だと思う方がほとんどなのですが

 

パドリングのバランスなんて

サーフィンのスキルの中では

かなり底辺なんです。

 

その底辺のスキルが

サーフィンには一番需要なのに

多くの先輩方は

その大事なところをスルーさせてしまいます。

 

結局練習している本人は

後で苦労することになります。

 

同じロングに乗っているのに

周りはバンバン乗っていて

自分はなかなか波をキャッチできない

 

要は浮力ではなく

ボードの浮力を使えるかどうか?

 

なんです。

 

パドリングの芯が無いと

ボードの浮力を活かせずに

結局乗れません。

 

パドリングに芯が出来ている方は

浮力を上げれば上げるほどテイクオフは早くなりますが

 

初心者の方でパドリングが出来ていない方は

浮力があっても乗れないのはそのためです。

 

そういうことも

私が過去に何千人と指導してきて

得てきた結果でもあります。

 

ただ数人にアドバイスしてきた方の

言い分とは違いますが。

 

これは決定的な差でもあります。

 

これからあなたのサーフィン人生を

楽しいものにするためには

まずはショートボードで

パドリングの練習から入ることをお勧めします。

 

 

 

カテゴリー: ボード選び

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