サーフィンのテイクオフがいつまでも安定しない人がやっているNG行動TOP5
どうもショウタローです。
今回はサーフィンのテイクオフがいつまでも安定しない人がやってしまっているNG行動TOP5というテーマで書いていきます。
僕は今、サーフコーチ兼トレーナーとして月に30人以上の初心者サーファーをリアルで指導し、さらにトレーニングも指導しています。
そうやって多くの方を指導していく経験からなかなかテイクオフができない方がやってしまいがちなことがあります。
職業柄、海に入っていてもいろんな人のテイクオフを無意識に見てしまうのですがテイクオフが安定していない方は必ずやってしまっています。
逆にテイクオフが上手い人は絶対にやってないです。
なので今から書いていく5つのうちの一つでもやってしまっていると安定したテイクオフができるようになりません。
逆にこの5つを意識して直していけば必ずいいテイクオフができるようになります。
ぜひ今回の記事を参考にして安定したテイクオフを身に着けてください!
目次
何のためにテイクオフをする?
発表していく前に一度考えて欲しいことがあります。
ここを考えないとこれから話す内容も意味がないものになってしまいます。
何を考えて欲しいのかというと…
「あなたは何のためにテイクオフをしますか?」
ということです。
パーリングするためですか?
ただ一瞬だけ立つためですか?
真っすぐ滑り落ちるためですか?
たぶん違いますよね。
おそらくほとんどの方がライディングを楽しみたくてテイクオフをするのだと思います。
そうです。
テイクオフはしっかりライディングをするためにするものなんです。
そこをしっかりと理解してください。
ライディングにつながるテイクオフをするにはどうしたらいいのかということを考えないといけないんですね。
これから書いていくNG行動をやっていてもただ立つだけのテイクオフはできると思います。
でもライディングにつながるサーフィンが上達するテイクオフは絶対にできるようになりません。
あなたがただ立つだけでも満足だというならこの先は読まなくても大丈夫です!
でも少しでもライディングを楽しみたいと思うならこれから書いていくことは参考になるはずです!
ぜひ最後まで読んでくださいね!
では早速いつまでもテイクオフできない人がやってしまっているNG行動TOP5見ていきましょう!
第5位 正面を向いて立とうとしている
これは結構やってしまっている方が多いです。
サーフボードに対して正対して立とうとしてしまっているんです。
そうするとどうしても足が入らなかったりつま先が引っかかってしまいます。
正座になってしまったり足が入らないという傾向がある方はこの可能性が高いです。
ではどうすればいいかというとしっかりと横向きに立ってください!
そうすることで足も入りやすくなります。
そして横向きに立つことでライディングにつながる姿勢になります。
サーフィンはよく横乗り系のスポーツなんて言われますよね。
スノボーやスケボーもそうです。
その方がバランスがとりやすいし安定するから横を向いて乗るんですよね。
ネットやレッスンで肩や胸を開いてテイクオフするよう指導しているのも見かけますが、これでも確かに立てますけどライディングにつながるかと言ったら僕は疑問に思います。
なのでしっかりとサーフボードに対して横向きに立つということを意識してくださいね!
第4位 乗ろうとする照準がズレている
第5位は波に乗ろうとするときの狙う照準がズレているということです。
いつまでもライディングにつながるテイクオフができない人はそもそも狙っている位置がずれてしまっているんです。
どういうことかというと岸よりを狙いすぎなんです。
岸よりの掘れているところでしか乗ろうとしないので、パーリングが多くなります。
仮に立てたとしてももう走れるところが残っていなくてそのまま滑り落ちて終わりなんてことになります。
前回の記事でも書いたのですが、テイクオフする時に使える力は3つあります。
①パドルの力
②波の力
③重力
この3つです。
この中の波の力を最大限利用することでうねりから安定してテイクオフできるようになります。
しかし照準がズレている人はこの中の重力でしかテイクオフしようとしてません。
板の角度を斜面に合わせるようにして落っこちながらテイクオフしようとしてるんですね。
こうすると絶対にいいテイクオフはできません。
1ラウンド入ってパーリングが1回でもある方はこの照準がズレてしまっている可能性があります。
パーリングはゼロにしてくださいね!
じゃあどうすればいいのかというと、絶対にパーリングをしないような厚い波を追いかけてください!
最初は乗れなくてもいいです!
波の力を少しでも感じることができればオッケーです。
その練習をひたすら繰り返しましょう!
野球やゴルフでも素振りってしますよね!それと一緒です。
サーフィンでも素振りをしましょう!
そうすることで波の力を最大限使ってうねりからテイクオフできるようになりますよ!
第3位 パドリングの進む方向感が間違っている
第3位は波をキャッチするときのパドリングの進む方向感がズレているということです。
先ほども書いたように安定したテイクオフをするためにはしっかりと波のパワーを使うことがとても重要です。
そして波のパワーを使うためにはしっかりとうねりから波をキャッチする必要があります。
そしてそのために重要になるのが進む方向感です。
ではここであなたに質問です。
あなたはテイクオフしようとするときのパドリングはどの方向に進もうとして漕いでいますか?
波の斜面に合わせようとして斜め下に進もうとしていますか?
それとも水平に進もうとしていますか?
正解は、、、
この2つのうちどちらでもありません!笑
正しくは斜め45度上空に向かって進むような感覚でパドリングします!
いや意味わからないよ!って思う方がほとんどだと思います。
でもこれがわかると波のキャッチが早くなり安定したテイクオフができるようになります。
実際に指導をしていて初心者の方のほとんどは斜め下か水平に進もうとしてパドリングしています。
しかしこの方向感をしっかりと修正してパドリングをするようにすると明らかに波のキャッチが良くなりテイクオフも安定します。
なぜこの方向に漕ぐように意識すると波のキャッチが良くなるのかというと、波のパワーが下から持ち上げるようにしてくるからです。
波のパワーはテールのあたりを持ち上げるようにして沖の方から向かってきます。
それなのに斜め下に進むようにして漕いだらどうなるでしょうか。
せっかく波が板を押してくれようとしているのに、わざわざそれを避けてしまう方向に漕いでしまっているので波のパワーが使えなくなってしまうんです。
つまり先ほど書いた重力でしかテイクオフできなくなってしまうんですね。
そこで波のパワーを最大限利用するには、下から持ち上げられるのを抑える方向に漕がなければいけません。
つまり上空に飛び出していくような方向に漕がなくてはいけないんですね。
そうすることにより波に上手く乗っかることができてスーっとボードと身体が押し出されます。
なので明らかに重力だけでテイクオフしようとしていた時よりも早くて安定したテイクオフができるようになるんですね。
これは余談ですが、以前小学4年生くらいのめちゃくちゃ上手いキッズが海に入っていました!
テイクオフは超早くて安定してて、バンバン当ててるスーパーキッズです。
その子と話す機会があったので、
「テイクオフの時どこ向かって漕いでるの?」と聞いたら
真上を指さしながら
「空!」
って言ってました。
何の先入観もない子供がそうやって言うのでおそらくそれが一番波の力をつかえるのでしょう!
なのであなたもこれからは空に向かってパドルをしましょう!
そのための詳しいパドルのストロークや姿勢などはここでは言えないのですが、とにかく空に向かって漕ぎましょう!
第2位 波を見ていない
第2位は波を見ていないということです。
これは本当に致命的です。
結構ありがちなのは波を全く見ずに岸の方を見てがむしゃらに漕いでいたり、途中までは見ているんだけどいざ乗ろうとすると目が離れてしまったり。
これをやっている方は絶対に安定したテイクオフができていません。
運でしかテイクオフしに行ってないんですよね。宝くじを買うようなものですよ。
例えばもしあなたが野球でピッチャーの球を打とうとしたらどうしますか?
ピッチャーの方を見ないで構えますか?ボールを全く見ないでバットを振りますか?
打てる打てないは別にしておそらくしっかりピッチャーを見てタイミングとかも合わせてボールから目を切らずにバットを振りますよね。
そうしないと絶対にバットにボールは当たらないし、万が一自分の方にボールが来たら避けれなくてケガをしてしまいますよね。
もしあなたがテイクオフする時に波を見ていないならそれと同じことをやってしまっているんです。
どうでしょうか?無謀なことだと思いませんか?
なのでしっかり波を見続けてテイクオフしてくださいね!
テイクオフする瞬間に波から目を切ってしまうのもだめですよ!
目を切って岸の方を見てテイクオフしても運任せになってしまいます。
また野球の話になってしまいますが、ピッチャーが投げるボールは変化球もありますよね。いつどうやって変化してくるかわかりません。なので最後までしっかりボールを見ていないと上手く打てませんよね。
サーフィンも一緒です。波という不規則で変化のあるものに乗るわけですから最後まで波から目を切ってはいけません。
上級者になれば経験などからある程度目を切っても平気かもしれませんが、初心者の方がそれをやろうとすると絶対に上手くいきません。
最後の最後までずーっと波を見るようにしましょうね!
第1位 全然うごかない!
第1位はこれですね。
海で全然動かない。
またかよ!って思った方もいると思います。
でもやっぱりここなんですよね!
今まで書いてきた内容がわかってもそれを練習していかないとできるようにならないんですよ。
いくらコツがわかったからと言ってもすぐにできるようにはなりません。
波のパワーを使ってテイクオフするためには何本も何本も波を追いかける必要があります。
たくさん波を追いかけることでパドリングも安定するし波のパワーを感じれるようになってくるんです。
でもなかなか安定したテイクオフができるようにならない方を見ているとやっぱりなかなか動かないんですよね。
乗れそうじゃなくても追いかけて波のパワーを感じる練習をしていけばどんどんレベルが上がっていくのに、それを放棄してただ波待ちして時間だけが過ぎて行ってしまうんですよね。
もちろん波待ちしているだけでも気持ちいし楽しいと思うのですが、もしあなたがもっと上手くなりたい!テイクオフを安定させたい!
と思うのだったら頑張って動きましょう!
乗れそうな波だけ追いかけていてはダメなんですよ!
乗れなくてもいいので波のパワーを感じるためにどんどん動いてくださいね!
そうすることで必ず少しづつ経験値がたまってきます。
表面上だけ見るとテイクオフはできるようになっていないかもしれませんが、必ず見えないところで自分の能力が上がっています。
そうやって自分のちょっとした変化に気が付いてあげることがとても大事です!
テイクオフできたかできないかを毎回の目標にしていたら、できない間はつまらないと思うんですよ。
でもそうやって自分が少しづつステップアップしていくのを少しでも実感できれば、テイクオフができなくてもそこまでの過程を楽しめるようになります!
そうやって毎回目標を決めて自分の課題に挑戦していくのがサーフィンなんですよね!
まとめ
今回はテイクオフがなかなかできない方のやってしまっているNG行動TOP5をお伝えしていきました。
ぜひ参考にしてくださいね!
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